
装置内の電気係を機械係に変換する場合、
電子機械器具部品を利用することが多いのだが、
この時はコイルによるインダクタンスのため、
大きなエネルギーのパルス逆電圧が発生します。
一般的に回路に接点が開閉される場合、
その接点に電圧が印加されていれば接点の閉まるときに電流が流れ、
開かれるときはインダクタンスで逆起
電力によって電圧が発生しスパークとともにグロー、
ARCなどが発生して高周波振動が起き、
電子回路にダメージを与える原因になります。
接点はスパークのために消耗・変形・溶着され、
表面に酸化接触抵抗の増加、接触不良などによって接点寿命が短くなります。
このスパーク発生を防止するために接点間に挿入する
回路をスパーク消去回路といい、これに挿入する部品を キラースパークといいます。

1. 過負荷の耐力が大きいです。
2. チャタリングなど、接点振動によるサージ電圧に対して効果が大きいです。
3. 外部サージ電圧に効果が大きいです。
4. 高い逆周波数に対してインピーダンスが非常に少なく、
低レベルの高周波取りに対して抑制力があります。
5. SCR、SSRなどの保護及びdv/dtの改善用として
CR時定数を持つことに効果が大きいです。

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