[企業探訪] 

自動化および工作機械関連部品の国産化に成功した「(株)KEM」

新社屋と海外輸出で第2の跳躍機を開く！

(株)KEM、数多くの認証・受賞で先進企業に成長する 

輸入に依存してきた自動化および工作機械関連部品を国産化に成功し、国内の状況と実情に合うように補完・開発していくことで、さらに進歩した製品を披露している（株）KEM（以下KEM）は、1988年に設立されて以来絶え間ない研究・開発を通じて国内有数の工作機械生産企業に多様な部品を供給しつつ高い認知度を構築している。

「初めて国産化を実現する過程では多くの技術的な部分で難関があったが、海外先進技術を果敢に導入し、開発しながらより安定した製品を生産して国内に供給している」と会社を紹介したKEM老人営チーム長は「長い歴史を誇るように △ISO 9001品質マネジメント認証 △FOOT SWITCH CE認証 △OIL COOLER CE認証 △SPARK KILLER: K3CRD-50500 UL認証 △CODE SWITCH CE認証 △SINGLE PPM認証 △OIL SKIMMER CE認証 △知識経済部 部品△第14回工作機械人の日優秀経営者受賞など数多くの認証と受賞を通じてさらに先進企業に発展していく」と伝えた。

彼の言葉のように、同社はグローバルブランドイメージを構築するために2011年(株)韓国全在から(株)KEMに変更しながら世界的な企業に成長していることはもちろん、新社屋拡張移転を通じて顧客サービスをさらに強化していく姿だ。

幅広いラインナップで市場シェアを拡大 

スパークキラー（Spark Killer）とロータリースイッチ（Rotary Switch）の開発および生産をはじめ、様々な電気・電子部品を供給しているKEMは、▲オイルスキマー（Oil Skimmer）▲インターフェースカバー（Interface Cover）、整流器（Rectifier）▲プッシュボタンスイッチ(Push Button Switch) ▲コードスイッチ(Code Switch) ▲ノブ(Knob) ▲落雷避雷器/サージ遮断装置(Surge Protective Device) ▲LEDシグナルランプ(Led Signal Lamp) ▲ノーヒューズ ブレカハンドル(NFB Handle) ▲ケーブルグランド(Cable Gland) ▲ファンカバー(Fan Cover)など製品群を拡大、様々な装備・部品を披露しながら国内で市場シェアを広げている。

これにノチーム長は「現場の構造によって、機械によって使用される部品が多様なのがこの分野の特徴」とし「顧客のニーズを反映して製品を製作してみると、いつの間にも多くの種類の製品が誕生することになった」とします。 KEMの歴史を表現したりもした。

SPD、サージ(Surge)を効果的に遮断する 

様々な製品のうち、SIMTOS 2016で同社が披露したSPDは、落雷避雷器/サージ遮断装置で、サージから各種戦場設備を保護し、分電艦などに直接設置可能なのが特徴だ。また、急なサージに対して動作遅延現象がないだけでなく、応答性にも優れている。

同社のSPDは単相型、単相チャネル型、単相電源接地型、三相電源接地型、三相電源N接地型アレスター型など多様なラインナップで顧客の選択の幅を高めて鉄道信号装置保護、通信・計測、制御装置保護、電線自動制御装置保護、エスカレーター・エレベーター制御盤保護、太陽光発電システムなどの産業分野だけでなく、博物館、デパート、銀行、病院など様々な場所で使用が可能だ。

一方、同社の「インターフェースカバー」も今回の展示で多くの好評を受けた。同社が披露したインターフェースカバーはダイカストとPVC素材で製作された製品で、機械関連機器に広く使用されており、カバー仕様が多様で選択の幅をさらに広げた。

特にダイカスト射出（亜鉛）製品は、切削油、オイル、化学薬品など、過酷な作業環境での使用に適しています。

切削油問題解決一等工信「オイルスキマー」 

水面に浮上している非水溶性オイルを分離する「オイルスキマー」は、潤滑油、モーター油、機械作動油およびその他の液体状態の油を除去するのに広く適用されるとオイルスキマーを紹介した同社は最近、環境汚染を最小化しようとする環境にやさしい動きが広がるにつれて、加工品洗浄タンク、熱処理、塗装工場研削盤、マシニングセンター、CNC旋盤などの多様な生産現場でオイルスキマーを装着しようとする企業が増えていると最近の状況について伝えた。

このように多様な産業現場で数多くのラブコールを受けている同社のオイルスキマーはベルトタイプで製作されることで水位変動に関係なく持続的な油分離が可能で、特殊樹脂ベルトは耐食・耐衝撃性に優れるのが特徴だ。また、すべての装備に設置が簡単で作業時間とコストを削減でき、△信頼性認証(Rマーク)とCE認証まで獲得しながら競争力を強化させた。

海外市場進出を通じて世界に伸びていく 

ＫＥＭが３０年間の信頼性を確保して成長することができた秘訣は、まさに「品質」だ。「品質だけは自信がある」という言葉のように、同社は顧客が望む仕様に合わせて安定した製品を製作することで顧客の信頼を得ているのだ。

一方、「ポーランド、米国、中国に続き、他の数多くの国に当社の製品を広く知らせる計画」とし、輸出計画について耳を傾けたノチーム長は「海外有名展示会に参加し、海外市場進出に拍車をかけている」と説明した。また彼は「2016年下半期には新社屋を拡張移転し、新たな跳躍を準備している」と移転のニュースも伝えた。

今回の社屋移転を契機に国内最高の自動化、工作機械部品専門企業としての発展と競争力強化のために一層最善の努力を尽くすという同社は、今後国内市場の拡大とともにアジア圏をはじめ海外進出を継続的に展開し、新たな飛躍に拍車をかけると誓った。

活用先が多様なだけ価格競争が激しい市場だが、顧客ニーズに一つ一つ耳を傾けることで自分たちだけの競争力を確保してきたKEM。現在に安住せずに着実な発展を続けている彼らが今後も信頼される企業として残ることができることを期待してみる。

[ソース] 産業ポータル [ここに]   自動化および工作機械関連部品の国産化に成功した「(株)KEM」